カードローンの金利は高くて怖い?
金利という言葉自体はよく耳にするでしょう。
例えば、銀行の預金でも金利があります。
ご存知の通り預入残高にプラスされる利子です。
金利不況と呼ばれるこの時代で、高金利の預金を探すことは難しいものですが、少しでも利子を多くもらうために金利の比較は欠かすことができないでしょう。
同じことと考えてください。
銀行や消費者金融のカードローンでも金利があり、こちらの場合には借入残高に対して利息が決まります。
もらうものではなく逆に支払うものです。
住宅ローンの金利は一桁ですが、カードローンはどうでしょう。
多くの場合二桁の金利が適用され、一般的に高いというイメージはぬぐいきれません。
金利が高いことがカードローン利用に関しての不安要素であればそれも解決をしていきましょう。
消費者金融と銀行カードローンでは金利の仕組みが全く違います。
それぞれの金利の仕組みを覚えておきましょう。
消費者金融の金利の仕組み
消費者金融の金利は4.5%~18.0%程度となっていることが一般的です。
ただし上限金利が適用されることは忘れないようにしましょう。
下限の金利は比較する必要はありません。
他に商品がなく、融資専門の消費者金融は、返済困難となった場合のリスクを金利に加えています。
そのため金利が高く設定されていますが、金利のシステム自体は公開されていません。
多くの方が初めてのキャッシングでは上限金利が適用されており、完済まで金利の引き下げはなかったという方も珍しいものではありません。
金利が下がるかもしれない、そのような計画の立て方をしてしまったのでは失敗しかねないのが現状です。
また、消費者金融の金利上限が18.0%というのも大手消費者金融に限ったことであり、地方消費者金融などは上限金利を20.0%としているところが多くあります。
ちなみに大手消費者金融とはアコム、アイフル、プロミスの3社です。
そのほか大手にほど近い消費者金融であるSMBCモビットやノーローンも上限金利は18.0%です。
銀行カードローンの金利の仕組み
融資限度額によってはっきりと適用される金利が決められており、それは各銀行公式ホームページ上で公開しています。
銀行カードローンの金利は明確であることがなによりもメリットです。
また銀行によって金利に大きな違いがあることも特徴となっています。
上限金利ばかりを比較するのではなく、自身が借り入れを希望する金額で適用される金利を比較しましょう。
銀行カードローンの金利は上限が15.0%を超えるようであれば高金利です。
消費者金融と同様の18.0%の金利を上限としている銀行カードローンもいくつかありますので、銀行というだけで申し込みを決定することのないようにしましょう。
例えばジャパンネット銀行ネットローンは上限金利が18.0%です。
ただしどちらにも無利息期間があるという特徴はあります。
金利は高い?
確かに消費者金融の金利18.0%も、銀行カードローンの上限金利15.0%も低くはありません。
住宅ローンなどの大型ローンになれば金利は3%程度になるでしょう。
だからこそ金利は低くなければならず高すぎると心配になっているはずです。
しかしこう考えてみてください。
金利による利息はカードローンにとっての利益です。
住宅ローンの様に大型なローンともなれば金利を低くしたところで長期的な借り入れとなり利息を回収する期間が長くなります。
一方でカードローンはそれほど長い期間の借り入れになることはありませんので利息という利益を得るためには高い金利でなくてはならなないということです。
今度は実際に金利を使って計算をしてみましょう。
利息がどれだけ多くのるのか、それが心配であるはずです。
利息の計算方法はこちらです。
元金×金利÷年間日数365日×借り入れ日数
まずは一日分の利息を算出しそれに対して借り入れ日数を掛けることになります。
借り入れ金額5万円を銀行金利15.0%で借り入れたとき1週間で返済するのであれば利息は144円です。
思っていたほどの高額ではないでしょう。
一日分の利息を計算して借り入れ日数分支払うことになりますので実は金利を比較するよりも借り入れ日数がよほどに重要になります。
金利を比較することも充分大切なことですが、借り入れ日数を節約することのほうが利息には大きな影響を出します。